2004年8月入職

高橋 秀夫Hideo Takahashi杉並事業所/施設長

私は、1999年に福祉の専門学校を卒業し、療養型の病院に5年程勤めました。櫻灯会への入職を決めた動機は、単純に介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)で働いてみたかったという理由です。もともと、固いイメージの仕事(スーツを着て、時間や数字に縛られるような仕事)はしたくないと考えていた私にとって、施設で利用者様とコミュニケーションをとりながら過ごす介護現場の仕事は、やりがいと楽しさを実感できる仕事でした。

しかし、入職後数年で、「総務課」への異動が告げられました。現場が好きな私にとっては、少々居心地の悪い空間になってしまったのです・・・。その時に上司から頂いた言葉があります。『介護ができるのはもうわかった。次の役割があなたを成長させるから』という一言。当時は正直、半信半疑でした。自分のやりたい仕事とは違う役割を任命されてしまったという感覚です。それでも、それを信じて、不慣れな事務的業務にも数年間しっかりと従事しました。

2016年、当法人で初の“東京23区内”に特別養護老人ホームを新設。この時、施設長に任命されたのは私でした。『役割が自分を育てる』というそのひと言によって、私のこれまでの経験が一直線に繋がったのです。特別養護老人ホームで介護をしたいという理由で入職した私が、入職後12年で施設長を任される。総務課の経験がなければできなかった役職でしょう・・・。上司を信じ、努力を続けた結果だと実感しました。

今度は私もいち施設の責任者として、信じてもらう側の立場になります。
自分がそうであったように、若い力が将来開花できるようなきっかけをつくること。
ますます責任の大きな役職になったということです。
是非、チャレンジ精神旺盛な若者と、目先のことだけでなく、将来を見据えた信頼関係を築いていきたいと思います。